VIP BENTO コラム 宮本 尚樹さん 第8回
「お肉を食べて健康に」

まだまだ暑い夏は続きますね。
夏と言えば、水着にダイエット!なんて方もいるかと思います。

かくいう私は、現在身長175㎝に対して体重は80㎏。
BMIは26.12と肥満(1度)の部類に入っています。その為、毎年ダイエット宣言をしては頑張っているのですが・・・
というか、適正体重の67.38㎏はハードルが高すぎる・・・

さて、日本人の肥満人口(BMI25以上)は世界で最も低いと言われています。
ところがですよ、日本人のここ30年間のBMI25以上の割合の人は1.5倍に増えているそうなのです。

心当たりのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そして、ダイエットに対してお肉は大敵なんて思っている方もいらっしゃるでしょうが、そんなことはありません。

お肉を食べないダイエットはタンパク質が不足し、またそれを補う為に筋肉が分解されてしまうのです。結果、弱々しい体になり基礎代謝が下がり、体力も下がって抵抗力も落ちる。という悪循環になります。

それどころか、お肉に含まれるアミノ酸『カルニチン』には、体脂肪を燃焼しやすくする働きがあるのですが、なんとお肉以外には殆ど含まれていないのです。

実は牛肉にはその『カルニチン』がとても豊富です。
では食べるならどんな牛のどこの部位が良いのでしょうか?
カルニチンは脂肪組織には含まれませんので、サシの少なく赤身の濃いということがポイントですね。部位としてはヒレやモモ、牛はホルスタインなどの国産牛や、和牛では日本短角種や褐毛和種がいいでしょう。
逆にサシの入りやすい、黒毛和種、いわゆる黒毛和牛はこの場合においてはアウトです。

他には羊や鹿がおススメ。
100gあたりのカルニチン含有量は牛(ヒレ)で59.8㎎に対して、羊だとラム(子羊)で80㎎、マトンで208.9㎎、鹿で192㎎もあるのです。

そうなってくると、鹿肉はあまり一般的ではないし、やはり食べるならマトンでしょうか。
マトンは独特の臭みを持つので、苦手な方もいるかもしれませんが、香辛料を使った料理やカレーなどの煮込みにすれば気にすることなく食べられます。

他にも、カルニチンには脂肪燃焼効果以外にもたくさんの有効な働きがあります。

運動機能の強化、持久力のアップ、抗疲労効果、血中の中性物質を下げる効果、コレステロールの低減作用、心筋の働きを強め心臓病の予防、認知症予防などなど。

体内のカルニチンは大半が骨格筋や心筋などの筋肉細胞内に存在していますが、その量のピークは20歳頃で、あとは年齢とともに減っていくと言われています。

将来に向けて、定期的にしっかりと赤身のお肉を食べたいものですよね。
そして、ごちそうの時にはサシの入った柔らかい黒毛和牛、身体が疲れているときには疲労回復に効果のあるビタミンB1含有量の高い豚肉と、上手にお肉を食べていって下さいね!

宮本 尚樹

株式会社 伊勢重 取締役業務統括。1981年、東京都出身。(株)すかいらーくに入社し埼玉や千葉で夢庵の店長を歴任し、記録よりも記憶に残る活躍をする。 その後家業を継ぐべく東京に戻る。現在は若旦那として、また伊勢重の7代目として、家業の発展、日本橋の発展、そしてすき焼きの魅力をさらに世の中に伝えるべく奮闘中。趣味は馬場馬術で内国産の全日本馬場馬術大会への出場経験あり。

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