VIP BENTO コラム 國塩 亜矢子さん 第15回
食中毒予防や疲労回復に嬉しい「梅」のパワーと取り入れ方

初夏の兆しがチラホラと見え隠れするこの時期は、気温や湿度が高い日も多く、朝晩の気温差が大きい日も多いですよね。まだこの時期は身体が暑さに慣れていないので、体温調節がうまくいかず、うっかり体調を崩してしまいがち。知らず知らずのうちに身体の負担が溜まり、お疲れモードになりやすいのです。

そんな時期に取り入れたいのが、5月から6月が旬の「梅」。

梅には疲労回復効果の高い「クエン酸」が豊富に含まれています。疲れのもととなる乳酸の代謝をサポートして疲れが溜まりにくい身体を作る働きが期待されています。この時期、積極的に取り入れたい栄養素なんです。クエン酸には強い殺菌作用もあり、腐敗や食中毒の予防にも活用されます。この時期お弁当を持ち歩く際には、梅干しをひとつごはんにのせておくといいですよ。日本人になじみの深い梅干しが入ったお弁当やおにぎりには、美味しいだけではなく、このように理に適った理由もあったんです。

毎年この時期には青梅をたっぷり仕入れて、手作り梅酒を楽しんでいるという人もいらっしゃるかと思います。かくいう筆者もそのひとり。梅酒や梅酢、梅シロップなどを一度に沢山作ってはお料理やドリンクに使っています。青梅の後に出回る黄色く熟れた梅は梅干し作りにピッタリです。

梅干し作りは少々気合がいりますし、梅酒は飲めるまでに数ヶ月時間を要しますが、「梅シロップ」なら誰でも簡単に作れて、しかも比較的すぐに楽しむことができるのでおススメ!氷砂糖、青梅、保存用の瓶さえそろえばすぐに作れますよ。
それではレシピをご紹介しましょう。

●手作り梅シロップの作り方

【材料】作りやすい分量
・青梅 500g
・氷砂糖 500g
※または黒糖(粉末ではなく大きなかたまりのもの)

【作り方】
1. 保存瓶(ガラス瓶がおススメ)は熱湯消毒をししっかり水分を拭き取っておく。
2. 青梅はよく洗い爪楊枝や竹串でヘタを取り除いたらキッチンペーパーでやさしく水分を拭き取る。
3. 氷砂糖、青梅、氷砂糖の順に容器に重ねるように入れる。
4. 直射日光が当たらない冷暗所で約1カ月保存する。ときどき瓶を揺らしてシロップが全体に行き渡るようにする。

約1ヶ月経ち、氷砂糖がすべて溶ければ完成!ソーダやビール、ハイボールで割ったり、ヨーグルトにかけて食べるのがおススメ。爽やかな梅の香りと、クエン酸たっぷりのスッキリした味わいの梅シロップで、心身ともに満たされること間違いなし!青梅が旬のこの時期に是非お試しください。

國塩 亜矢子

インナービューティー研究家・フードコーディネーター
「インナービューティー」を軸とした自宅での少人数制レッスン、メディアでのコラム執筆・レシピ開発等の仕事を通じ、「正しい食のあり方」×「美」についてのエッセンスを伝えている。出産後は離乳食レシピや妊活・マタニティ・授乳ママレシピの開発にも積極的に取り組み、女性のライフステージごとに関わる「食」の大切さを幅広く発信中。

所有資格

女子栄養大学認定・食生活指導士1級
日本野菜ソムリエ協会認定・べジフルビューティーアドバイザー
調味料ジュニアマイスター
キッズキッチンインストラクター

著書

「決定版!節約・冷凍レシピ」(宝島社)

オフィシャルブログ

「旬食美人学~Let's enjoy meals & beauty !~!」

オフィシャルサイト

「旬食美人学」